原因として考えられること
- 歯ぎしり、食いしばりをしている
- アゴを打った(事故やスポーツなど)
- 歯の治療が多く、治療ごとに少しずつ噛み合わせがずれてしまった
- 治療の際に何となく噛んだ位置で被せ物や詰め物を入れた
- 左右に顎を動かしたときの調整をしていない被せ物や詰め物を入れた
- 頬杖をついたりする癖がある
噛み合わせ、顎関節の治療
Occlusion
咬み合わせや顎関節症の治療は、高度な知識と治療技術を要するため大変難しいと言われています。その理由の一つとして、 「咬み合わせと顎の動き・位置」を関連づけて治療を行う必要がありますが、歯科医師もクライアントもそれらを肉眼で確認することが困難である事が挙げられます。とりわけ日本で行われている咬み合せや顎関節症治療の多くは、“クライアントの感覚”や“術者の経験”を頼りにしており、治療の再現性や客観性に乏しいのが実情です。“クライアントの感覚”を頼りにした治療は、「高く感じる」や「ズレている様に感じる」感覚を頼りにあちらこちらと調整するため、治療のゴールに明確な客観的基準がなく大変危険です。
咬み合せや顎関節症は、専門的なトレーニングを受けた歯科医師のもと科学的根拠に基づいた再現性の高い治療法を選択し治療を受けることをお勧めします。
などの症状はありませんか?
とりあえずマウスピースを入れてみたり咬み合わせを調整してみたりする前に、原因をしっかりと調べた上で治療を受ける事が大変重要です。
顎関節が正しい位置に収まった状態で上下の歯の噛み合せの調和をとることで、歯牙・顎関節・咀嚼筋にストレスがかかりにくい環境となり、歯牙破折や顎関節症などのトラブルを予防します。
1
検査
上記3項目について検査します。
2
スプリントの装着
スプリントを装着し、顎関節と上下歯列の噛み合わせとの調和が取れた状態を再現することで、顎関節を動かす筋肉を正常な状態に戻します。
3
噛み合せの調整
必要に応じて左右の顎関節が正しい位置にある状態での噛み合せの調整を行い、顎関節との調和を図ります。
当院が推奨し行なっている治療法は、欧米で多くの歯科医師が実践しているグローバルスタンダードな噛み合せの考え方「Biologic Occlusion」をもとに、“顎関節と歯列が調和の取れた、噛み合せにストレスのない状態”を目指し治療を行なっています。